Hocena®の抗癌有効性関する論文

 2.Hocena®の抗癌有効性関する論文

研究内容
癌の種類
方法と結果
学術誌
ヒト乳癌、肝癌細胞、前立腺癌
の癌細胞株
スペクトル解析を採用して化合物の構造を同定し、その細胞毒性の活性について評価を行った。 Hocena® は、乳癌、ヒト肝癌細胞及び前立腺癌の癌細胞株に対して阻害効果を有する。
Planta Medica, 2007
ヒト肺癌、肝臓癌並びに白血病細胞株
Hocena® が異なる癌細胞株に対して細胞死を誘導する際のIC50値は2.22から6.42μMである。 Hocena® による癌細胞アポトーシスの誘導は、Ftase活性の阻害と細胞オートファジーの誘導によるものだと思われる。
Cancer Chemotherapy and Pharmacology, 2010
非小細胞肺癌細胞株
マイクロアレイ解析の結果から、未処理の対照群と比較した場合、非小細胞肺癌細胞細胞において、Hocena® miRNAsの発現水準を変化させることが判明した。またデータとともに、肺癌A549細胞の増殖が、Hocena® から明らかに影響を受けることが分かった。
Mutation Research, 2011
ヒト肝癌細胞
Hocena® は、mTORなどを含むタンパク質のリン酸化を阻害することによってTSC1/TSC2の遺伝子を誘導し、ヒト肝癌細胞タンパク質の合成を阻害する。Hocena® はAMPK及びmTOR経路において、肝臓癌にとって重要な役割を果たし、主にG1期における細胞周期の停滞とその後のアポトーシスを惹起することが明らかになった。
Biochemical Pharmacology, 2010
ヒト膵臓癌細胞
90%以上の膵臓癌は、K-ras遺伝子に突然変異及び活性が生じる。
Hocena®PI3K/ Akt / mTORのシグナル経路を阻害することによって、膵臓癌細胞の活性を阻害すると結論づけた。阻害が細胞周期G1期の停滞を惹起し、最終的にはミトコンドリアの依存性細胞死を引き起こす。また、癌細胞のオートファジー性細胞死と癌細胞の老化加速も、Hocena® が抗癌作用を有することを示唆している。
Journal of Nutritional Biochemistry, 2012