論文:ベニクスノキタケに由来する固相発酵菌糸体の新規細胞毒性薬

(Planta Medica, 2007. 73. 1412-1415)
Tzong-Huei Lee1, Ching-Kuo Lee1, Wan-Lin Tsou2, Sheng-Yung Liu2, Mao-Tien Kuo2, Wu-Che Wen2 Graduate Institute of Pharmacology, Taipei Medical University, Taipei, Taiwan, R.O.C. Golden Biotechnology Corporation, Taipei, Taiwan, R.O.C.

要旨
Antroquinonol® はユビキノン誘導体であり、固相発酵ベニクスノキタケ菌糸体から分離させたものである。ベニクスノキタケは台湾原産である。私たちはスペクトル解析を採用して化合物の構造を同定し、その細胞毒性の活性について評価を行った。 Antroquinonol® は、MCF-7、MDA-MB-231(乳癌)、Hep3B、HepG2(ヒト肝癌細胞)及びDU-145、LNCaP(前立腺癌)の癌細胞株に対して阻害効果を有する。IC50値の範囲は0.13 ± 0.02から6.09± 0.07 μmである。 Antroquinonol®はユビキノン誘導体であり、固相発酵ベニクスノキタケ菌糸体から分離させたものである。ベニクスノキタケは台湾原産である。私たちはスペクトル解析を採用して化合物の構造を同定し、その細胞毒性の活性について評価を行った。Antroquinonol®は、MCF-7、MDA-MB-231(乳癌)、Hep3B、HepG2(ヒト肝癌細胞)及びDU-145、LNCaP(前立腺癌)の癌細胞株に対して阻害効果を有する。IC50値の範囲は0.13 ±0.02から6.09± 0.07μmである。