2.運動性及び生理的疲労の軽減
アントロキノノールの抗運動性疲労効果
GoldenBiotech® は元培科技大学との提携により、運動に伴う身体疲労をアントロキノノール(Antroquinonol®)による回復状況について個別に検討を行いました。その ベニクスノキタケを材料として実施した抗疲労への有効性検証において、異なる濃度のアントロキノノールを4週間にわたって連続で経口投与した場合、アントロキノノールを投与した実験マウスは、疲労困憊運動によって引き起こされたクレアチンキナーゼの上昇が投与されていないマウスより少なかったことが分かりました。同様に、マウスの血液中の乳酸脱水素酵素濃度も割合低下しやすく、疲労が回復しやすいことも分かりました。
GoldenBiotech® ベニクスノキタケを材料として実施した抗疲労への有効性検証において、アントロキノノールを補給したマウスの血液中のクレアチンキナーゼ及び乳酸脱水素酵素濃度は、いずれも割合低下しやすく、疲労も回復しやすいことが分かりました(下図のとおり)。
検証の結果をまとめると、疲労困憊運動によって引き起こされたクレアチンキナーゼ(CPK)の上昇に対して、投与していないマウスよりも比較的良好な抑制効果が認められました。同様に、マウスの血液中の乳酸脱水素酵素(LDH)濃度も割合低下しやすく、疲労が回復しやすいことも分かりました。
用語説明
1.クレアチンキナーゼ(CPK)
筋疾患を調べる検査です。CPKとは酵素の一種で、骨格筋や心筋といった筋肉細胞にとって重要な役割を果たします。CPKは筋肉に大量に存在していますが、肝臓や血球中にはほとんど存在しません。したがって、血清中のCPKを測定することによって、筋障害の度合いを知ることができます。この数値は、激しい運動によって上昇しやすく、数日間続きます。
2. 乳酸脱水素酵素(LDH)
LDHは、体内糖類をエネルギーに変換する作用を持つ酵素の一つです。LDHは、身体のほとんどあらゆる組織細胞に存在していますが、5種類の異性化酵素に分けられます。LDHは一般的に、肝臓病や心筋梗塞の診断に用いられています。LDH異性化酵素のうちLDH2、3、5は、骨格筋中に普遍的に存在しており、運動強度と生理反応を測定するために用いられる指標です。