脂肪肝に対するアントロキノノールの改善効果の研究

 2.脂肪肝に対するアントロキノノールの改善効果の研究

 脂肪肝とは、食べ過ぎや飲みすぎによって、肝臓に中性脂肪やコレステロールが溜まった肝臓の肥満症とも言える状態です。肝臓に中性脂肪やコレステロールが溜まった脂肪肝は、動脈硬化を始めとするさまざまな生活習慣病を引き起こす恐れがあります。

 日本の研究機関ステリック再生医科学研究所とともに、非アルコール性肝炎に関する動物モデルを実施しました。研究の結果、モデルマウスにアントロキノノール(Antroquinonol®)を46週間混餌投与すると、下図のとおり、肝臓の脂肪組織(ピンク色に染色した部分)の堆積(脂肪肝の現象)が明らかに改善されることが証明されました。
 アントロキノノールLDLを代謝するLDL受容体(LDLRlow density lipoprotein receptor)遺伝子の肝細胞における発現量を効果的に亢進させることは既に証明されています。LDLRの大量発現によって過剰な血中LDLを取り込むことにより、血中脂質を低減させる効果を実現し、肝脂肪の堆積の低減を助長し、脂肪肝の度合いを軽減して、肝硬変や肝臓癌の発生を予防するとともに、血中脂質を低下させ、脂肪肝を改善する効果を実現します。