心血管系の健康維持

 2.心血管系の健康維持

日本の厚生省の統計では、平成23年の日本人の10大死因のうち、心血管系に関わる心疾患、脳血管疾患がそれぞれ第2位と第4位を占めていました。心疾患や脳血管疾患は通常、動脈硬化症によって引き起こされます。動脈硬化を予防するには、心血管と脳血管を保護することが基本です。

 動脈硬化症の初期は特に症状はありませんが、進行していくうちに合併症を引き起こし、次のような症状が現れます。例としては、脳血管動脈硬化の初期には、頭痛、めまい、もの忘れが起こり、次に血管の閉塞状態の悪化にともない、脳出血、脳梗塞、意識障害といった重大な症状が出現します。