慢性肝炎の改善

 2.慢性肝炎の改善

 肝機能の異常値が3ヶ月以上も続いている場合は、慢性肝炎の可能性があります。ほとんどの慢性肝炎は、B型肝炎ウイルス及びC型肝炎ウイルスによって引き起こされます。また、アルコール又は自分の免疫によって引き起こされる肝炎や急性肝炎慢性化の事例、ウイルス感染なく発病する事例もあります。ほとんどの慢性肝炎には症状が見られませんが、全身の倦怠感、疲れやすい、食欲不振、腹部膨満感、吐き気、嘔吐、みぞおち付近の違和感、黄疸、褐色尿といった症状が出ることもあります。
 慢性肝疾患の最終的な状態は肝硬変です。肝細胞が壊死と再生を繰り返し、硬くなってでこぼこに変形していき、正常な機能を発揮することができなくなります。肝硬変が肝臓癌に進行する確率は非常に高いため、特に注意が必要です。